前編は、こちらに。

橿原市のY様。

お客様がネットショッピングなどで、お気に入りのシーリングファンをネットで見つけられました。
それをつけられるように電気配線はもちろん、その下地等もしっかり取り付け、内装工事へと進みます。

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壁紙は、輸入物の壁紙を使いました。
芸術家・哲学者の「ウィリアム・モリス」氏のデザインで、一般的な壁紙と比べると、すごく高価な壁紙です。
クロスを貼ってくれる職人さん泣かせの、扱いづらい壁紙でしたが、こだわった分、仕上がりは圧巻。

シーリングファンもあわせてエレガントになりました。

窓は、断熱のために、内窓を設置しました(YKKAPのプラマード樹脂窓です)。
コストパフォーマンスの良い、部屋の断熱リフォームは絶対コレです。

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ちなみに、内窓をつける前の窓は、冬場にはこんな結露。。。。

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内窓をつけると、そんな結露が圧倒的に減ります。結露は室内の空気が、外の冷気で冷やされ、水蒸気から水に変わるという理屈です(氷を入れたグラスの表面に水滴がいっぱいついてくる原理です)。
和室には和室用の内障子タイプなどもあり、障子を外して障子風の内窓を付ける。そんな工事です。
畳は、い草の畳ではなく、和紙を用いた畳に入れ替え。ヘリ無し畳でお洒落にチェンジ。
襖紙は、画家の「竹久夢二」氏の「たちばな」デザインの使用。
たちばな(橘)を、どのように魅せるか、建具職人さんの傑作です。

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あとはトイレの仕様も工夫を。
陶器や、水栓カランもイングリッシュ・テイストの雰囲気。
それに合うカウンターは、私の自作(笑)。思ったより時間がかかりました(汗)。
世界に一つしかない、トイレの空間。

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トイレの1面には、伊勢型紙といわれる、着物の文様のデザインをモチーフにした、壁紙を採用。
「変わり立湧に菊松葉」といわれるデザインです。
ヨーロッパとジャパンの組み合わせ。こんな組み合わせも面白いですよね。

以上、各場所にお客様のこだわりを取り入れ、華麗で、使いやすく、快適なリフォームの完成レポートでした。