今日は雪がつもるのか、冷や冷やしていましたが、なんとか天気がもってくれまして、Y様邸の現場も少し工程も前進です。

前々回のブログから、基礎工事は、コンクリートを打つ(打設)工程へ進みました。

足元のコンクリートは、コンクリートスラブ(鉄筋コンクリートで作られた床のことを言います)、通称『ベタ基礎』です。

さらに、コンクリートスラブに対して垂直に立ち上がった部分の基礎のコンクリートを一緒に打設していきます。

多くの会社は、1回目に「床のスラブ」。数日空けた2回目に「立ち上がり部分」をすることが多いのですが、コンクリートの打継ぎ部分から、強度の問題や、「白蟻」が侵入路となる可能性もあると言われます。

弊社では、その部分は、1回で打ちます(通称:一発打ち)。難易度は高いが安全第一ですものね。

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綺麗に打ち終わったコンクリートは、化学反応を起こしながらジックリと固まっていきます。冬場は夏場に比べてじんわりと固まってきます。約5日間、しっかり養生します。

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メインのコンクリートが固まったあとは、内部の円柱状の基礎などの仕上げ。

エアサイクルの、肝となる部分です。

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なぜ、この部分が肝になるかと言いますと、エアサイクルは、床の空気を動かし、夏場は足元の冷えた空気を、冬場は蓄熱された地熱の空気を、床から壁へ、壁から天井へと送るシステムです。しかも空気の温度差を利用して、機械を使わずして行うエコなシステムです。

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弊社の採用するエアサイクルシステムだと、床下の空気は、一般の立ち上がり壁の多い基礎に比べて、1.5倍の空気が流動します。

さらに、床下の見通しがよく、将来の万が一のメンテナンスもしやすく、水道や電気の職人さんに優しい(笑)。。。ということは、メンテナンスがしやすくなり、お客様の維持管理コストも減るという考えです。

 

色々な理由があっての、弊社の基礎工程。

これから建物を建てる準備にとりかかります。お楽しみに。