だんだん暑くなってきましたね。岡田工務店、頑張ります!
春からスタートさせていただいたY様邸も、いよいよ大詰めです。
屋根工事の後の、大工工事や外壁工事の進捗をご紹介。
銀色に輝く外壁。。。。ではなくて、これは、弊社の断熱材(エアサイクルシステム)です。
この上に外壁を施工していくんです。
ちなみに、内側(室内側)はこんな風に、溝(みぞ)が加工されています。これもきちんと蓋をしますね(石膏ボードを貼って、壁紙で仕上げる予定です)。
この2枚の写真のポイントは2つ。
1.外側の銀色の素材はアルミ金属で出来ていて、外壁から放射された外からの熱(放射熱・輻射熱)を大幅に反射してくれます。
?と思うかもしれません。炎の立ちのぼる現場に入っていく消防士さんをイメージしてください。
彼らが着ているキラキラした防火服にはアルミが使われています。そういう仕組みを家にも取り入れているんです。
2.内側の溝は、壁の中を空気が流れるようにしています。
壁の中(柱と柱の間)に断熱材をみっちりと入れる工法(充填断熱工法)では、空気は動きません。
壁の中(柱と柱の間)に吹き付け断熱材(発砲ウレタン)を入れる工法でも、空気は動きません。
壁の中には断熱材を入れるのではなく、柱も含めた建物の躯体(くたい)をすべて断熱材で包んでしまう、エアサイクルシステム(弊社の「優しい家」)では、空気が動きます。
なぜ空気を動かす必要があるの?ですが、
建物には熱気がこもります。こもった熱気は外に逃がすが一番。
逃がした熱気のかわりに、冷気が欲しい。床下から冷気を取りこみたい。
そうやって、建物に熱気をこもらせないために、壁の中の空気を動かす必要があるんです。
また、ジメジメした湿気も壁の中にこもらせない。これも重要なテーマなんですが、エアサイクルではこれもクリアできているんです。
そんな仕掛け(出来上がってしまうと、見えない部分なのが、作り手としてはちょっと寂しい)もほどほどに。
外壁は、耐久性に優れ、汚れや維持管理にも優れたサイディングで、すっきりとまとめていきます(全体の外観は、今度写真で)。
室内は床暖房を施工しています。
えっ?床暖房?エアサイクルは、暖房無しでも快適では?
いえいえ。暖房も何らかの形で必要です(今回のお客様は足元の冷たさが嫌だったので、リクエストされました)。
エアサイクルは優れた断熱性能と、壁の中の空気を動かすことによって、家の温度環境を改善してくれますが、決してエアサイクルが冷房や暖房に替わるものではありません。
暑いときは、クーラーを利用下さい。ただし、クーラーの効きはすごくいいと思います。
暖房もどうぞ。同じくすごく効きが良いと思います。窓も結露しない樹脂サッシで、高性能ガラス(LOW-E)を入れるのが標準仕様ですから、結露もしないので、びっくりされると思いますよ。
最後に階段を。リビング階段は、設計当初からのお客様の希望でした。
配置や、作り方、安全面の検討(子供さんが小さいので)などで、かなり悩みましたが、なんとか形に。
色々面白い仕掛けを、お客様と一緒に考えたので、またご紹介できればと思います。
弊社「優しい家」の土台である、エアサイクルシステムの説明が長くなってしまいましたが、出来上がってしまうと見えないので(見えない部分も大事にしているからこそです)、ついついw。
現場で働く職人さんも、きれいに整理整頓しながら、前へ前へ進めてくれています。
お客様に喜んでもらえるように、お住まいの完成まで、大切に大切に、進めていきたいと思います。
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