専務岡田です!M邸新築工事の準備にかかっています。
今回建てるM様の住まいは、「長期優良住宅」になります。
長期優良住宅は、一般の住宅よりも高い性能基準が求められ、
①劣化対策②維持管理・更新の容易性③耐震性④省エネルギー性⑤住居環境⑥住戸面積⑦維持保全計画の7つの品質基準をクリアする必要があります。
長期優良住宅にするメリットは、家が長持ちする(まさに長期優良)ことにより修繕コストを抑え、また省エネ住宅だからこそ、快適な空間が確保でき、水道光熱費も抑えられる。。。などなど色々ございます。様々なパンフレットなどで、お目にされた方も多いかと思います。
高い基準が求められる長期優良住宅ですが、その中でも、③耐震性や④省エネ性の基準は高く、お客様の命、健康や、家の資産価値にも直結するところですので、詳細な検討が必要になってきます。
弊社では③耐震性の検討において、『許容応力度計算(いわゆる構造計算)』をしています。
構造計算の説明において、業界の中でも非常にわかりにくいんですが、実は「構造計算」には2つの意味があるんです。
構造計算のひとつは、「壁量計算」という、建物の大きさから導き出される、耐震に関係する壁の必要量が十分かどうかを確認する作業、
もうひとつの構造計算は、「許容応力度計算」といって、建物とその材料が、地震や台風で壊れないか、また重い荷物を置いても床が抜けたりたわんだりしないかを細かく確かめる作業、
です。前者はA3用紙で1枚~2枚程度、後者はA4用紙で150枚程度!しかも両面!!すなわち300ページ!!!
弊社は、どれを採用しているか?もちろん後者の「許容応力度計算」の「構造計算」です!!!!
一生に一度の家、建てる住まいの安全性をしっかり確かめるのは、工務店の責任だと考えています。
先ほど、M邸の計算書の確認が一通り終わりました。。。。(涙)。
なんとか耐震等級2を確保でき、長期優良の1つの条件をクリアできたようです。
それにしても、これは暗号の本です(笑)。
マニアックな説明を読んでいただきありがとうございました。もしこれ以上の説明が必要であれば、しっかりお時間頂き説明させてください!
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