今回は、バリアフリーリフォームのレポートです。
葛城市のO様。
ケアが必要な家族様のために、応接間を、トイレ・洗面・収納・寝室などを盛り込んだ部屋にリフォームしたいとご依頼頂きました。
まずは、お部屋のお片付け。
そして解体。壁からは土壁があらわに。最近は、土壁の解体によく出会いますw
一気に、進みましたが、水道の配管工事や、電気配線工事、サッシ入替工事や左官工事・塗装工事、いろんな職種の職人さんが、出入りしてくれました。
今回は、手すりを取付する場所も多いのですが、将来的に手すりを増やす箇所も想定して、手すりの下地もしっかり入れています。
部屋の入口は開きドアだったのですが、引戸に変更しました。
完成!トイレはレバーハンドルで操作できる3枚連動引戸で、入口が広くとれるように。
また、隣には洗面化粧台。車いすのままでも利用できるようにしています。
残りのスペースはオープンクローゼットに。洋服なども収納できます。
また、床板は、転倒しても痛くないよう、クッションフロアにしました。頑丈な素材をチョイスしています。
照明器具は、シャンデリアを。華やかな雰囲気を希望されていたのですが、なかばノリで決まったものです。
雰囲気を出す電球色から、明るい蛍光色に。ライトコントロール・調光調色機能がついた、高性能シャンデリアです。掘り出し物を組み合わせてみました。
私が一人で設置したんですが、シャンデリアの装飾の多いこと多いこと。海外製で、説明書もなく、苦労しましたw。でも良い感じに華やかさを演出してくれています。
トイレは、自動開閉機能付き便座が、お出迎え。センサーライトで照明も付くので手間いらず。
トイレに座ったときに、目の前を遮断機のように下ろせる手すりも付けました。
ベッドは、「リハビリも出来るような畳ベッド」にしたいとの希望なので、弊社オリジナルで製作しました。
理学療法士さんからも、お客様に適した高さを確認し、また、壁にぶつからないようにクッションをつけるなど、こだわった作品です。
足元は収納BOXが入れられるスペースも確保。
壁掛けテレビも角度調整、伸縮が可能。いろんなこだわりが詰まっています。
出来上がったあと、お客様にもお披露目。
目をキラキラさせながら、喜んで頂いたこと、こちらも頑張ったかいがありました。
また、家族様からも感動頂いて、嬉しい言葉を沢山頂戴しました。
後日家族様より、お客様の生活が、リフォーム前よりもぐっとラクになったそうで、また、家族様のケアも楽になったと、お言葉を頂戴しています。
行政からの補助金申請なども、上手く活用でき、良いリフォームが出来たと思っています。
O様からは今後もお付き合いさせて頂く予定ですw ありがとうございました。