まだまだ寒さが続きます。年始のバタバタは多少落ち着き、1月も中旬に。春になると万博もスタートするので、一度は見学(建物を見るだけでも勉強になりそうです)に行ければと企んでいる今日この頃です。
さて、今回は、和室・縁側を洋室にリフォームして、ピアノを設置したいというご依頼。
数年前に、他の部屋のリノベーションもご依頼頂いたのですが、今回はその時は、家具・荷物を避難させていた部屋でした。
押入なども取り払って、部屋を大きくし、そこに、ピアノや、家具類を新たにレイアウトする計画。
いつもの職人さんと、リフォームする部屋の家具を移動させ、
リフォームしない隣の部屋に、ホコリがいかないようにビニールシートなどで養生を行い、
和室の畳はもちろん、壁の一部や、床なども撤去。
当然、床には、断熱材(古紙由来の環境に優しい断熱材)を隙間なく入れていきます。
和室をリフォームする場合、床の高さ(敷居などの段差)をどうするかが、すごく悩みどころです。出来る限り段差を少なく、移動しやすくするために、レーザー水平器などの機械も使って検討しています。
今回は重量のあるピアノも設置するため、下地はしっかりめにしています。
実働1か月弱で完成。家具のお引越しも、壁紙を貼ってくれる職人さんに手伝って頂きました。
今回のポイントは、隣の和室の欄間(らんま・建具の上の彫刻された飾り)を残しつつ、「和室側は和室・洋室側は洋室」の雰囲気をどうつくっていくかでした。言葉にするのは難しいですねw
また、南側に大きい窓がありましたが、そちらも断熱対策そして、ピアノの防音効果も期待できる「内窓(サッシの内側にさらにサッシをつける)」を設置しました。
補助金も活用し、お得に設置できました。
工事の途中、シーリングファン(羽根付きのライト)や、楽譜が見やすいスポットライトの配置、壁に絵を飾りたいなど、商品の選定や配置場所など、お客様とコミュニケーションをとりながら進めました。
全部設置すると、良い感じ。お客様にも喜んでいただけました。
前にもご依頼いただいたお客様なので、職人さんのこともお客様と「お久しぶりです~」からスタートでき、休憩中のお話も盛り上がりに盛り上がり、笑い声の絶えない現場(もちろん作業中は手を動かしてますw)となりました。
既存のお住まいによく和室をリフォームしたい。こんな要望が増えてきたような印象です。
参考になればと思い、流れをブログにさせて頂きました。
Y様、ありがとうございました!